西武ドラ1今井 キャンプ“A班”始動に首脳陣が込めた願い
「気を引き締めてやる。何か一つでも勉強できればいい」
西武のドラ1・今井達也(18、作新学院)が、キャンプ地の宮崎でこう話した。
昨夏の甲子園優勝投手という実績を引っ提げてのプロ入り。キャンプも当初は育成メーンのB班スタート予定だったが、辻新監督の意向で主力が揃うA班で始動することになった。
西武は今オフ、エースの岸が楽天に移籍。昨季は9勝止まりだったものの、過去10年間で103勝(65敗)と活躍したエース右腕がいなくなった。ぽっかりあいた穴を埋めなければ、優勝争いどころではない。
過去には楽天の田中(現ヤンキース)、西武でも松坂(現ソフトバンク)のように、高卒1年目から先発ローテでバリバリ投げた選手もいる。今井が田中や松坂ほど活躍できるとは誰も思っていないだろうが、「あわよくば一軍で……」というのが、首脳陣のホンネじゃないか。