一軍始動にヤル気満々 西武ドラ1今井は“勤続疲労”が心配
高卒ルーキーながらキャンプの一軍スタートが決まったのが、昨夏の甲子園優勝投手で、西武のドラフト1位右腕・今井達也(栃木・作新学院)だ。
一軍スタートは19日、都内でスタッフ会議に臨んだ辻監督の意向によるもの。同監督は「いろいろと経験させたくて、球団にお願いした」という。
昨夏の甲子園で伸びのある150キロ超の速球を連発。甲子園でほとんど使わなかったタテに大きく落ちるカーブも持ち合わせているから、素材は間違いなく一級品だ。
しかし、甲子園で616球を投げ、1週間と置かずに壮行試合、U-18とフル回転し、一時はフォームがバラバラに。肩肘の勤続疲労も不安視されている。
今井は「早く一軍で投げたい」とヤル気満々だが、何よりシーズンを通して働ける体をつくることが先決だろう。キャンプでは、はやる本人の気持ちを抑え、「いろいろと経験させる」だけにとどめられるかが重要になる。