4強体制長くない? 稀勢の里「一人横綱時代」の可能性は
鶴竜(31)は現時点でも「4横綱中、最弱」といわれており、こちらも1月場所を途中休場。井筒親方が「心身ともに弱っている」と話したのだから、重症だ。もともと、相撲もうまいとはいえず、「昇進したことが間違い」とまでいわれている始末だ。
■目立ち始めた白鵬の衰え
となれば、白鵬(31)と稀勢の里の「白稀時代」がやってくるのか。
ある親方は「それも長く続くかどうか」と、こう話す。
「白鵬は『20年東京五輪までやりたい』と豪語しているが、肝心の相撲は衰えが目立つようになった。ヒジ打ち対策を取られてからは『先の先』で相手をつぶすことができず、出足の鈍さも目立つ。長年、綱を張り続けた“勤続疲労”が体をむしばんでいるのだろう。白鵬は横綱としてのプライドが高いがゆえに、上がり目がないと悟れば早々に身を引くことも考えられる」
そしてやってくる稀勢の里の一人横綱時代。もっとも、モンゴル3横綱が引退するまで本人が土俵に立っていれば、の話だ。