“300億円選手”大谷抱える球団の本音は「早くメジャーへ」
■回復は「想定していたよりも遅い」
その川名コーチは日刊ゲンダイの取材に、こう答えた。
「大谷は現状、50~60%くらいの力で走っている。80%で走れるようになれば、ベースランニングと考えています。100%? それはどこも痛みがなく、どんな動きでも痛くないという認識。ケガをしている大谷には望めませんからね。今は故障選手に対するプログラムがある。トレーナーが彼の状態をチェックした上で、僕に『ベースランニングをやらせましょう』と報告が来ることになっています」
現在も最大60%程度の力でしか走れない。この回復具合は早いのか、それとも遅いのか。
「僕が想定していたよりも遅いですね。それだけトレーナーも慎重になっているのかもしれない。打者としては大丈夫でも、走ると痛いというケースもある。だから、今は走ることに軸を置かなければいけないんです」(川名コーチ)
大谷の右足首痛は骨棘が原因といわれる。かかと付近に棘状になった骨があり、爪先を伸ばすと圧迫されて痛みが生じるのだという。