“300億円選手”大谷抱える球団の本音は「早くメジャーへ」
患部は回復しつつあるといわれるものの、「大谷はいまも、動きによって足首に痛みが生じるといいます。骨棘だけでなく、実際は靱帯まで痛めていると聞きました」と、さる日本ハムOBがこう続ける。
「だとすれば、回復に時間がかかるのは当然でしょう。ウエートトレーニングで、下半身よりも上半身を重点的に鍛えた反動という声も内部では出ているようです。本人はできれば今季結果を出し、チームの2連覇に貢献してメジャーに挑戦したい。かといって無理をすれば状態を悪化させ、最悪、手術という選択肢も出てくる。それだけは避けたいはずで、おっかなびっくり調整を進めているというのが実情ですよ」
■ケガ悪化で責任問題に発展も
いや、「おっかなびっくり」なのは大谷に限らない。本人以上にナーバスというか、戦々恐々なのが周囲の首脳陣や球団関係者だという。
「大谷に対して、周囲は腫れ物に触るよう。さすがに練習メニューは首脳陣とトレーナーが相談して作ってますけど、新しいことをやった翌朝は必ず、本人にしつこいくらい状態を確かめてる。そこで問題が生じなければ次の段階に進むといった具合です。大谷に対しては『とにかく無理はするな』が口癖で、間違っても背中を押すようなことは言わないし、言えません。大谷はいまや、日本球界を代表するスター選手。仮に調整を急いて状態を悪化させようものなら責任問題だし、何を言われるか分かりませんからね」(前出のOB)