WBCで生きる? 楽天・松井裕は医師お墨付きの“特異体質”
「どんな場面で登板しても自分の力を発揮する」
楽天の松井裕樹(21)が、胸を張って言った。
代表最年少として参加する侍ジャパンのWBC直前合宿招集日を翌日に控え、21日は日本ハムとの練習試合に登板。1イニングを3者凡退に抑え、「納得して合宿に入れる」と弾みをつけた。
一昨年のプレミア12では、準決勝の韓国戦の九回に登板し、押し出し四球。準決勝敗退の戦犯のひとりになった。今回の代表入りにも、「三振か四球かというノーコン投手をどうやって使うんだよ」と首をかしげる向きが球界には今も多くいる。
が、「いや、大舞台になればなるほど力を発揮する特異体質の持ち主ですからね。WBCで大活躍するかもしれません。ストッパー転向もそれが根拠のひとつになったんです」と楽天関係者。そういえば、15年に松井裕を先発から抑えに配置転換した当時の大久保監督、日刊ゲンダイにこう言っていた。
「親交のある順天堂大学の先生に松井裕の血流検査をしてもらったんだけど、その結果が面白かった。あいつ、副交感神経が優位な自律神経の持ち主だったんだよ。完全にストッパー向き。先生からも太鼓判を押された」