ハム守護神・増井が語る プレミア12の敗因と国際大会の罠
昨季、先発でも結果を残すなど、経験豊富な日本ハムの守護神、増井浩俊(32)。WBC球の対処法と継投失敗によって3位に終わった15年「プレミア12」の苦い敗戦から得たものを振り返ってもらった。
――フォークが武器。WBC球はNPB球と違い、フォークが抜けやすいといわれる。
「すっぽ抜けないように握りを改良しました。NPB球は縫い目を外して革のところに指を置いているんですけど、WBC球では革の部分がツルッといってしまう。縫い目に指を置き、抜けないようにしているので、今のところは問題ないです」
――縫い目にかけることで落ち方に変化はある?
「自分としては、とにかく落ちてくれればいい。変化の仕方も問題ないですし、これでいけるかなという感じです」
――WBCでの役割は、当初は第2先発という話があった。
「第2先発をやるとすれば、球数制限(1次ラウンドは65球など)のある中で、イニングの途中から行く場面もあるでしょうし、大事なポジションになるでしょう。リリーフも先発も経験しているのは、そういうところで生きてくるのかなと」