ハム守護神・増井が語る プレミア12の敗因と国際大会の罠
――昨季、先発をやって得たものは?
「これまでは全力で投げるのが一番と思っていましたけど、力を抜くことを学びました。150キロ超のストレートよりも、140キロ台後半の球の方がもしかしたらそれ以上に打者が打ちづらそうな感じがあった。あとは、カーブ、スライダーの割合が増えたので、フォークも効いたというか。今季抑えに戻るにあたって、投球の幅が広がったと思うし、もっと結果が出るんじゃないかと思っています」
■「まさか」が続いたプレミア12
――国際大会は、プレミア12で経験している。登板した準決勝の韓国戦では終盤に逆転負けを喫した。
「リリーフの難しさ、継投のパターンの難しさを感じた大会でした。普段一緒にやっていなくて代表の時だけ集まったメンバーなので、自分がどのタイミングで行くのか、気持ちと体の準備が若干遅れたところはありましたね」
――七回まで大谷が投げて、八回から登板した則本がつかまった。
「あの場面、みんなが則本が投げたら大丈夫と思っていて、まさかあの則本がつかまるとは思ってなかったですから」