決勝T進出で評価一変 小久保監督はWBC優勝でも続投なしか

公開日: 更新日:

■「なり手がいなくなる」

 本番前、代表内ではこんな声があった。

「今回、メジャーリーガーの参加は青木だけ。目玉になるはずの大谷も故障で辞退した。戦力は苦しいし、『プレミア12』を振りかえっても、継投失敗で3位に終わった小久保監督の采配も不安。(決勝トーナメントの)アメリカに行ければ御の字だよ」

 小久保監督に不安を抱いていたのは、ファンも同様だったのではないか。

 12球団では指導者経験のない指揮官は、プレミア12の敗退で激しい批判を浴びた。本番前の練習試合は2勝3敗と不調に終わり、1次ラウンドが開幕しても、スポーツ紙には小久保監督に対する厳しい意見も散見された。

 そんな記事を見た大会関係者は「小久保監督は批判の声や記事に対して声を発することはないが、こんな冷たい環境では、今後代表監督のなり手はいなくなる」とこぼすこともあった。

 球界では早くも「次」に向けての動きも活発化している。先日、日刊スポーツは「侍ジャパン」の次期監督選びの第1回会合が「4月にも開かれる見通し」と報じた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…