五輪へ陸上女子長距離陣が合宿 マラソン陣はやらないの?
とりあえず刺激にはなったようだ。
陸上女子長距離陣の強化合宿が21日、都内のナショナルトレーニングセンターで報道陣に公開された。
リオ五輪5000メートル代表の鈴木亜由子や同1万メートル代表の関根花観ら、総勢19人の選手が汗を流した。
この合宿は20年東京五輪に向けた強化策の一環。鈴木は「普段一緒に練習しない人と走って刺激を受けた。みんなで日本記録を打ち破ろう、という意識が芽生えた。焦らず、世界陸上に照準を合わせていきたい」と言った。
東京五輪まで、年に3、4回の国内合宿を行っていく予定で、野口英盛五輪強化コーチは「五輪での入賞を目標に掲げてやっていく」と語った。
1万メートルや5000メートルは男女ともメダルの可能性はゼロに等しく、入賞さえも厳しい状況だが、それはマラソンも同じだ。
リオ五輪前のナショナルチームは看板倒れに終わり、強化のための新体制は長距離・マラソンの強化戦略プロジェクトリーダーに就任した瀬古利彦氏らに託された。トップ選手を集めた合宿がどれだけレベルアップにつながるかわからないにしても、男女マラソンの結果をみて一喜一憂しているだけのリーダーに、勉強熱心な若手指導者たちは呆れているともっぱらだ。