実績ゼロでも有力候補 侍ジャパン次期監督選びは問題山積

左から時計回り小久保監督、原辰徳氏、中畑清氏、宮本慎也氏、古田敦也氏（Ｃ）日刊ゲンダイ

　しかし、それぞれに問題があるのは事実だ。原氏には１億円不倫スキャンダルの汚点がついて回り、中畑、古田両氏には監督としての優勝経験、宮本氏にはそもそも兼任コーチ以外の指導者の実績がない。

　日本代表の敗戦を受けて、福岡市内で取材に応じた王貞治元ＷＢＣ監督は、「メジャーの投手はやっぱりすごい。残念だが、上には上がいる」と話した。日本人メジャー投手を欠いたこの２大会はいずれも準決勝敗退。“純国産チーム”の限界を露呈した。誰が監督をやっても、金メダルも世界一奪還も容易ではない。