監督も入れ換え示唆 OP戦最下位の巨人は二軍の方が強い
打てない守れない──。24日現在、オープン戦6連敗で最下位に沈む巨人のチーム打率は、なんと.193。もちろん12球団のビリである。打てないだけではない。チーム防御率4.74も全体で一番悪い。
2-11で大敗した23日の日本ハム戦後、村田ヘッドコーチは「あまりにも恥ずかしい試合」と吐き捨てていたが、“強い巨人”もいる。同じ23日、イースタン・リーグの楽天戦で11-3と快勝した二軍である。
「先発した杉内が勝利投手。4番に入ったギャレットが2発7打点。スタメンを見ると、1番・松本から亀井、脇谷、片岡ときて9番・橋本到まで、一昔前の一軍メンバーがズラリと並んでいる。片岡以外は先発全員安打だった。24日現在、4勝1敗で首位。この日の一軍と二軍が試合をしたら、二軍の方が強かったのではないか」(巨人OB)
高橋由伸監督(41)は一、二軍のメンバー入れ替えを示唆しているが、1人や2人を替えるより、チームを総取っ換えするくらい大幅なテコ入れが必要ではないか。
巨人は24日、都内のホテルで激励会を行った。読売グループ本社の渡辺恒雄代表取締役主筆(90)は「オープン戦はわざと負けたんじゃないかとしか思えない。本当の力を発揮していないから負けたんだと。オープン戦は実戦にならんから。それで(高橋)由伸君も手を抜いて、ほどほどにして、こんなところでケガしちゃいかんよということで、計算ずくで負けたんじゃないかと思っています」と言って会場を沸かせた。