小林の侍J活躍で株上げたG阿部 初開幕弾で上々滑り出し
巨人の4番・阿部慎之助(38)が3月31日、プロ17年目で初の開幕戦本塁打を放った。
初回2死二塁から、中日先発大野の外角のスライダーに反応。泳がされながらも、右手一本で右中間スタンドへ運んだ。三回には中前適時打で計3打点。4番の活躍で中日に6―2で快勝した。
昨季は右肩痛のため不在だった開幕戦で、2000安打まで残り81本とし、「それは心の中だけで。まずはチームが勝てるように1本ずつ、勝利のための安打を打ちたい」とお立ち台で笑った。
■愛弟子の活躍で“コーチ”としての評価上昇
3月に38歳になったベテランは、出場していないWBCで株を上げた。今年1月、毎年恒例のグアム自主トレに、初めて後輩捕手の小林を同行。朝から晩まで野球漬けにした。その愛弟子が侍ジャパンで正捕手に座り、WBC全7試合で打率はチームトップの.450、1本塁打、6打点をマーク。昨季セ・リーグ最下位の打率に終わったことがウソのように打ちまくった。さるチーム関係者がこう言う。