ナインに溶け込むダルビッシュ 初勝利後に投手陣と食事会
大リーグの中でも日本人投手の実力は折り紙つき。今季は4人が先発ローテに入り、そのうちの2人は開幕投手を務めた。
実力や実績からいっても、ロッカールームやグラウンド外で、ナインの輪の中心にいられる立場なのに、たいていはそうじゃない。球場を離れると、通訳や日本からの報道陣と行動を共にするケースが圧倒的に多い。
そんな中で、珍しくナインに溶け込んでいるのがレンジャーズのダルビッシュ有(30)だ。
今季3試合目にして初勝利を挙げた13日(日本時間14日)のエンゼルス戦後、ツイッターで「今日はピッチャーだけで食事会」とつぶやき、インスタグラムに飲食店でナインと夕食を囲むシーンをアップした。写真は次の遠征地であるシアトルの和食店で、ナインと談笑した際のひとコマだ。
この日は六回終了時点で8―0とリードし、球数は96球。手術明け2年目の現状を考慮すれば100球手前の降板も当然だったが、もう1イニング投げると続投を志願して七回のマウンドに向かった。
レンジャーズは開幕から、リリーフ陣が精彩を欠いている。それだけにブルペンの負担を少しでも軽くしたいという姿勢が周囲の共感を呼び、さらなるコミュニケーションにつながっている。
ダルがナインと打ち解けているのは、英語ができるという理由だけではなさそうだ。