米5球団が熱視線も…西武・菊池に制球力とメンタルの課題
スカウトの指摘通りというべきか。この日は同点で迎えた七回1死二塁で伊志嶺に適時打を打たれ、一時は勝ち越しを許した。別のスカウトが言う。
「菊池は7日のソフトバンク戦でも内川に本塁打を2本浴びたように、要所で制球が甘くなりがち。以前からメンタルが課題といわれ続けているように、精神面が弱いから勝負どころで踏ん張れない。粘り強い投球ができないのです。西武は菊池を出すなら入札金の上限である20億円に設定したいところだが、今のままでは応じるメジャー球団があるかどうか。たしかに前とは違って突然制球を乱し、四球を連発する悪癖は出なくなった。開幕投手を務め、結婚もして、成長している部分もあるとは思うが、今年、来年を通じて更なる成長を見せて欲しい」
菊池は試合後、「勝負どころは1試合に1回か2回は来る。そこを100%抑えるのはまだまだできていない」と話した。わかっていてもなかなかできないから難しいことではあるのだが、本気でメジャーにいきたいなら、やるしかない。