婚約者に暴行のメッツ守護神 DV規定違反で出場停止の代償
昨季、51セーブを挙げたナ・リーグのセーブ王が復帰である。
メッツのテリー・コリンズ監督は20日(日本時間21日)、婚約者に暴行して逮捕され、15試合の出場停止処分を科されたジェウリス・ファミリア(27)を登録すると発表した。同日のフィリーズ戦からベンチ入りした。
メッツの守護神であるファミリアは昨季78試合で3勝4敗51セーブ。自身初のタイトルを獲得したが、昨年10月に同居するビアンカ・リバスさんに暴力を振るって、MLBのDV規定違反で厳罰が下った。先のWBCにはドミニカ共和国代表で出場。開幕から投げられない鬱憤を晴らすかのように4試合で2セーブを挙げ、母国の2次ラウンド進出に貢献した。
メジャーでは出場停止処分を科された選手は当該期間の年俸がカットされる。年俸742万5000ドル(約8億1000万円)のファミリアは罰金も含めて73万328ドル(約7900万円)を失うことになる。
メッツ投手陣では2番目の高給取りとはいえ、DVの代償は高くついた。