阪神フロントとも思惑一致 金本政権“5年は安泰”の根拠

公開日: 更新日:

■阪急の影から死守したい“聖域”

 そう考えると、阪神ドラフト戦略もうなずける。

 金本監督就任直後の15年ドラフトで外野手の高山(明大)、昨年は内野手の大山(白鴎大)と、2年連続で野手を1位指名した。さるプロ球団の幹部は、「指名選手は金本監督の意向が強く反映されている。昨年、スカウトたちは1位に佐々木(桜美林大=ロッテ)を推していたそうですから」と、こう話す。

「阪神が今年、勝負をかけるというなら、投手を指名したと思う。金本監督は阪神では数少ない生え抜き野手を育てたい気持ちがあるといっても、打者を2年連続で1位指名するのは常に優勝争いをしているチームでもなかなかできないこと。監督というのは何より投手を欲しがるものです。投手は何人いても困りませんから。金本監督にはある程度の時間を預けて、選手を育成してもらいたいと考えているからこそです」

 坂井オーナーの存在も大きい。

 同オーナーが前任の和田監督に代わる指揮官として金本監督を招聘するにあたり、周辺には反対意見もあった。それをはねのけ、「客も呼べる」という金本監督の人気、話題性も重視したという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭