オリ打線また沈黙…ドラ1右腕・山岡“無援地獄”の後遺症
この日も援護がなかった。オリックスのドラフト1位右腕、山岡泰輔(21=東京ガス)が30日のソフトバンク戦で6回無失点の好投。1点のリードを守ってマウンドを降りたものの、リリーフ陣が打たれ、またもプロ初勝利を逃した。
「なんとか粘ったけど、毎回ランナーを出した。反省しなければ」とは、本人の弁だが、ここまで3試合に先発して防御率は2・25。12球団3位のチーム打率.266を誇る打線が、なぜか山岡が投げる日には沈黙する。登板3試合での援護点はたったの2点。好投報われず、という展開が続いているのだ。
「もうちょっと援護ができたらね」と、福良監督も申し訳なさそうだった。
無援は投手の調子を狂わす。1点もやれない、0点に抑えなければ、と余裕がなくなり、自分で自分に重圧をかけて、崩れ始める。もうちょっと援護ができれば、などと悠長なことは言っていられない。