青木が大台到達しても“祝儀”望み薄…アストロズの懐事情

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 好調なチームにあって一人蚊帳の外に置かれているのがアストロズ・青木宣親(35)だ。

 アストロズは現在、10連勝中で、2位エンゼルスと13.5ゲーム差のア・リーグ西地区首位。チームは早くも首位固めに入ったが、青木は4日のレンジャーズ戦では出番がなく、「日米通算2000安打」まで残り5本のまま足踏みである(4日終了時)。

 今季はベルトラン(49試合で打率2割5分5厘)、マリズニック(41試合で同2割5分3厘)らと併用されるとみられていたが、ベンチを温める機会も多く、ここまで青木より打率の低い2人を下回る39試合にとどまっている(117打数30安打の打率2割5分6厘)。

 昨年12月にアストロズと1年550万ドル(約6億1000万円)で契約した青木は打席数に応じて最大で300万ドル(約3億3000万円)の出来高が付くといわれる。出場機会に恵まれないのは球団がボーナス額を抑えたいからか。

「今季の青木の状態では外されて当然ですが、メジャーでは出来高払いを渋って出場試合数や打席数を抑えるケースは少なくありません。青木の出場機会が意図的に減らされているかどうかはともかく、アストロズでは今オフ以降、15年の新人王コレア(22)、サイ・ヤング賞左腕カイクル(29)らとの長期契約を予定しており、ルーノーGMは大型契約を見据えて少しでも資金を抑えるつもりではないか」(スポーツライター・友成那智氏)

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