「GM交代よりコーチ配転を」 巨人“最大の病巣”をOB指摘
粛清人事の第1弾ということなのだろう。12日、「巨人激震人事!! GM交代へ」と報じた日刊スポーツによれば、球団ワーストの13連敗を記録したチーム低迷の責任を問う声が読売新聞グループ本社の間で大きくなり、編成トップの堤辰佳GM(51)が退任する可能性が高まったという。
同紙は「異例のシーズン途中」と書いたが、球団内では1カ月以上も前から「堤さんが解任されるかもしれない」と囁かれ、日刊ゲンダイは5月13日付で「巨人 早まる鹿取GM誕生」と、今年4月にフロント入りした元ヘッドコーチの鹿取義隆GM特別補佐(60)の昇格案が浮上していることを報じている。
「実際にGM交代の引き金をひいたのは、チームが球団ワースト記録を更新する12連敗を喫した7日の西武戦と、その翌日の一部スポーツ紙の記事ではないかとみられています。球団首脳が現場にしらけた空気を流している、と老川オーナーを名指しで批判した記事がそれです。オーナーが試合前に何度も首脳陣、選手らを招集し、低迷する視聴率やチケット売り上げの話を持ち出して、現場の士気を下げているという内容。同じ日に同じようなエピソードを使った批判記事が別のスポーツ紙にも載って、読売関係者が『誰かが意図的に書かせた記事ではないか』と怒っているという話を聞いた。オーナーの訓示は首脳陣、選手のほとんど全員が聞かされた。どこから漏れても不思議はないのに、あるいは堤GMが疑われたのではないか、といわれているのです」(日本テレビ関係者)