交流戦ソフトバンク3連覇 セ・パ“実力差”なぜ埋まらない
冒頭の山崎氏が言う。
「DeNAのラミレス監督は、『パは強いボールを投げる投手が多い。セはチームに1人か2人くらい、そうした投手がいる。しかし、パは150キロを投げる投手がチームに3人も4人もいる』と話していた。その理由のひとつはDH制度でしょう。パの投手は打席の負担がなく、そもそも打撃を考える必要もない。自分の投球に没頭できるとあれば、速球派投手はセのそれ以上に力強いボールをガンガン投げられる。当然、打者もレベルアップしなければ、彼らを打てない。そうした相乗効果があります」
さらに山崎氏が続ける。
「打者に関して言えば、パはあまり選手のフォームをいじらず、『長所を伸ばす』傾向が強い。これも攻撃に野手を9人使えるDH制ならではの余裕でしょう」
来年の交流戦もセは逆立ちしてもパに勝てそうもない。