もうメジャー8球団 ハム大谷“詣で”二軍調整中も続く理由
「だいぶ良くはなっているようですけど、まだ左足の内出血が引かないと聞きました。なので無理をさせるわけにいかないというのがフロントや首脳陣の判断らしい」
こう言うのはある日本ハムOB。右足首痛と左太もも肉離れで戦線離脱中の大谷翔平(22)に関してだ。
現在、千葉・鎌ケ谷の二軍施設で調整している大谷は13日、故障後初めて捕手を座らせて投球練習。
翌14日にはフリー打撃を行うなど、ようやく二刀流に近づいたとはいえ、「復帰は早くて7月中旬、後半戦から野手として戻ってくる可能性が高い」(前出のOB)というのだ。
まだ、スパイクを履いての全力疾走すら許可されていない、そんな大谷を早くもメジャー球団が追い掛け回している。今オフ、海を渡るかどうか定かじゃないにもかかわらずだ。
去る6日にはブルージェイズのダン・エバンス環太平洋スカウト部長が鎌ケ谷の施設を訪問。メジャーの視察はこれが8球団目になる。
現行の入札制度(ポスティングシステム)は移籍金付きFAのようなもの。移籍金の上限の20億円という金額に関して見直しがあるにせよ、日本ハムに移籍金を払う意思のある球団の自由競争になる現システムが大きく変わることはおそらくない。