金本辞任もあるぞ 阪神2位維持で幹部に“勝利優先”の邪念

公開日: 更新日:

 金本新監督にとって「阪神を壊す」とは、育成によるチーム改革に他ならない。伸び悩む若手を育てあげ、補強頼みのチームを、生え抜き中心の常勝軍団に変貌させることだ。

 当時は坂井オーナーもその考えに全面的協力を約束し、金本監督が誕生した経緯がある。指導者経験のない新監督が、やはり日本代表のコーチ経験しかない球団OBの矢野燿大氏(48)を作戦兼バッテリーコーチで入閣させたのも、目先の勝利ではなく時間をかけて正捕手を育成するのが目的だったからだ。

「そんな金本監督にとって新外国人選手はむしろ邪魔なのです」と、関西のテレビ関係者がこう続ける。

「例えば、獲得が決まったロジャースは身長185センチで体重は120キロ近い巨漢ですから一塁しか守れない。助っ人の加入で、若手の中谷や原口、大山らの出番が制限されれば、将来を見据えた育成がおろそかになりますからね。でも、フロントは優勝を願うファンの声や電鉄本社の意向は無視できない。坂井オーナーもそうだし、何より自身が優勝したい。現場と温度差があるだけに、この先が心配です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”