二軍でも危険球退場 阪神・藤浪を蝕む“制球難”の根本原因

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 かなりの重症だ。

 二軍調整中の阪神藤浪晋太郎(23)は2日、ウエスタン・リーグの中日戦に先発。五回無死一塁で石垣に投じた144キロの直球がすっぽ抜けてヘルメットを直撃。危険球でマウンドを降りた。

 立ち上がりに不安のある藤浪は、この日も初回に四球絡みで先制点を許すと、二回は3者連続の押し出し四死球などで3失点。結局、五回途中まで109球を投げ、被安打7、7四死球、7失点とボロボロだった。

 藤浪は4月4日のヤクルト戦でも畠山の頭部付近に当てて乱闘劇を招き、それがきっかけで制球難に拍車がかかった。5月26日のDeNA戦で六回途中6安打4四球3失点で3敗目を喫すると、リーグワーストの36四死球のコントロールを修正するため、プロ5年目にして初の二軍落ちとなった。しかし、二軍でも打者の頭に当てるとは、もはや「制球難」という問題ではなさそうだ。

■たった一度の出来事で症状が出るケースも

 多くのスポーツ選手を指導してきたメンタルトレーナーの高畑好秀氏がこう言う。

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