「中堅」最高齢のイチローが狙う“フランコ超え”の現実味

公開日: 更新日:

 メジャー最年長野手が、また歴史を塗り替えた。マーリンズ・イチロー(43)が25日(日本時間26日)のカブス戦に「1番・中堅」でスタメン出場。球団によれば、43歳246日での「中堅」先発出場は02年のリッキー・ヘンダーソン(当時レッドソックス)の43歳211日を抜いて史上最高齢記録だという。

 1990年以降に限れば、野手のメジャー最高齢出場記録はロッテでもプレーしたフリオ・フランコ(当時メッツ)で、07年に49歳でプレーした。イチローは「50歳までプレーしたい」と話しているものの、フランコのように50歳近くまでメジャーでプレーできるのか。

「50歳まではともかく、44歳までプレーしたヘンダーソンよりは長くやれるのではないか。ヘンダーソンは1番打者として何より出塁を重視し、積極的に次の塁を狙う貪欲な姿勢が高く評価された一方で、試合中にトランプに興じたり、自己中心的な言動でクラブハウスの和を乱すこともあった。イチローはマリナーズ時代こそ、チーム成績よりも個人成績を重視していましたが、ここ数年はメジャーで求められる『フォア・ザ・チーム』に徹し、献身的な姿が目立つ。全盛期のような打撃は無理でも、守備や走塁でチームに貢献できる上、リーダー的存在としても期待できますからね」(アメリカ野球愛好会副代表、法大講師・鈴村裕輔氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議