ダルのトレード秒読みか レ軍GMが他球団に売り込み図る
7戦ぶりの白星をかけて21日(日本時間22日)のレイズ戦に登板したレンジャーズのダルビッシュ。8回5安打3失点。今季最多12三振を奪ったが、7勝目はならなかった。チームは延長10回に勝ち越し勝利した。
そのダルビッシュだが、放出が秒読みに入ったという話がある。レンジャーズのジョン・ダニエルズGMが他球団にダルビッシュ有(30)の売り込みを図ったというのだ。
チームは20日現在、45勝50敗の勝率4割7分4厘で、首位アストロズと18ゲーム差のア・リーグ西地区4位と低迷。ポストシーズン進出は厳しい状況のため、球団は今季で6年契約が切れるエース右腕の放出を検討しており、20日付のCBSスポーツ(電子版)によれば「ダニエルズGMが他球団にダルのトレードを打診した」という。
今季のダルは一昨年の右肘手術から完全復活を果たした。ここまで20試合(計125・1回)に登板し、6勝8敗、防御率3・45。黒星が先行しているのは打線の援護に恵まれないケースが多いためで、クオリティースタート(QS=6回以上自責点3以内)はリーグ3位の14回。出場を辞退したとはいえ、レンジャーズから唯一、球宴に選出された。計算の立つ投手だけに、ポストシーズン進出の可能性があり、先発の頭数が少ないチームにとってはノドから手が出るほど欲しい戦力に違いない。