サヨナラ負け巨人 “眠れる天敵”筒香を起こしAクラス暗雲
巨人がDeNAにサヨナラ負けを食らった。
同点の九回2死一塁から、6番手の高木勇が筒香嘉智(25)にバックスクリーン左へ叩き込まれた。高橋由伸監督は「八回に4点取った? そうだね。どちらと言える流れじゃなかったので、何とかもう1点取れれば、というのはあったけど」と打たれた高木勇は責めなかった。
眠れる天敵を起こしてしまった。筒香は言わずと知れた侍ジャパンの4番。開幕以降、巨人はこの主砲に細心の注意を払い、試合前まで対戦打率・225、1本塁打に抑えていた。21日の初戦も5タコ。このまま眠っていて欲しかったはずが、
「4番のロペスに1、2戦で計8安打とめった打ちにされた。2試合を終えたロペスの巨人戦の打率が・357に上昇。この日の試合前、村田善バッテリーコーチが報道陣に囲まれ、ロペス対策を聞かれるなど物々しい雰囲気が漂った。そのロペスは無安打に抑えたが、4番に回したくないあまり、その前の3番・筒香への注意が散漫になってしまった」
とチーム関係者。