清宮幸太郎の「早大進学」に一利なし “退化”懸念する声も

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 早実の清宮幸太郎が高校通算最多本塁打記録の107本に並んだ。

 28日の西東京大会準決勝、八王子学園八王子戦に「3番・一塁」で出場。1点リードの七回の第4打席だ。外角低めに逃げていくツーシーム系の変化球を、逆らわずに左中間スタンドへ叩き込んだ。八王子の守備陣は「清宮シフト」を敷いていた。レフトは左中間に守っていたが、打球はあざ笑うかのようにその頭上を越えていった。

 試合は早実が4―1で勝って30日の決勝に進出。春夏連続甲子園出場へあと1勝に迫った。同時に注目される進路については、いまだ「早大進学が有力」との声があるのだが、スポーツライターの青島健太氏はこう言う。

「大学は勉強するために行くところであって、大学生が勉強するのは当たり前。野球選手として成功しようと思っているのであれば、早くプロに行って環境に慣れて活躍した方がいいでしょう」

 青島氏は進学校である埼玉県立春日部高校から慶応大へ進み、東芝へ入社。都市対抗野球にも出場し、85年にドラフト外でヤクルトに入団した。

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