24打席連続無安打…G坂本2年連続首位打者&CS出場に暗雲
阿部が2000安打を達成した陰で、昨季の首位打者の無安打が続いている。主将で3番の巨人・坂本勇人(28)である。
8日の阪神戦の第1打席で放って以来、24打席で安打が出ていない。阿部のカウントダウンが始まった8月に入って失速。先月30日のDeNA戦で「コンディション不良」のために途中交代するなど、体調は万全ではない。この時、高橋由伸監督は「普通ではないから代わった」と説明していた。
それでも打率はまだ.320とリーグ2位に踏みとどまっているものの、昨季.344で首位打者を獲得した男が、苦しんでいるのだ。
「もともと、食が細く体重が落ちやすい体質。だから夏を苦手にしていた。練習量を落として疲労を取り除こうとした時期があったが、2年前の15年は8月を.282、9月を.203で、結局.269と結果が出なかったことで、昨夏は逆に走る量を増やした。すると、体にキレが出て7月を.342、8月を.391、9月を.348と完全に克服。自身初の首位打者獲得につながった。それが今年は再び夏嫌いに逆戻り。坂本にとって夏場は鬼門。原因はWBCしか考えられません」(チーム関係者)