最終打席は左邪飛 イチロー代打安打最多記録に1本届かず
マーリンズ・イチロー(43)は1日(日本時間2日)のブレーブス戦の六回に代打で出場。相手の3番手右腕ウィンクラーにカウント0―2と追い込まれた後、ファウルで4球粘りながらも、10球目を打ち上げて左邪飛に倒れた。守備には就かず、今季最終打席は凡打に倒れ、1995年にバンダーウォール(ロッキーズ)がマークした代打のシーズン最多安打記録(28本)に1本届かなかった。
メジャー17年目の今季は136試合に出場し、196打数50安打の打率2割5分5厘、3本塁打、20打点。歴代22位のメジャー通算3080安打でシーズンを終えた。
この日は、9月27日に球団の買収が承認された新オーナー陣が試合を観戦。去就が微妙なイチローはヤンキースで同僚だったデレク・ジーター氏や実業家のブルース・シャーマン氏の前で残留をアピールする一打は放てなかった。
なお、60号本塁打にあと「1」と迫っていた主砲ジャンカルロ・スタントン(27)は不発に終わり、こちらも大台到達はならなかった。