立命館大・東克樹は“ミニ雄星” 速球の質はすでにプロ仕様
立命館大の左腕・東克樹(21)は「ミニ・雄星(西武)」だ。170センチと小柄でも、キレとパワーと精度を兼備して、今年の2シーズン、リーグでは<無敵>の快投を繰り返している。
愛工大名電高当時はそんなに騒がれなかったが、大学の4年間で順調に成長。今春リーグ戦で、関西大を17奪三振ノーヒットノーランしてから評価も成績も急上昇している。
左腕の140キロ台後半なら体感速度は150キロ台。学生野球では<難攻不落>だ。そのうえ、最終回でも余裕で150キロを超えるスピードをマークするスタミナも備えて、140キロ台前半でも振り遅れの空振り三振を奪える速球の質は立派にプロ仕様だ。夏の国際大会でもエース格で“奮投”して、一段と評価を上げたが、プロを考えたら、スライダー、カットボール、チェンジアップを交えた緩急をもうひと勉強。
ここ1年半ほど、コンスタントに実力を発揮している安定感は信頼できる。左腕が欲しいオリックス、広島、楽天なら<1位入札>も考えられる。