「開催方法の再考を」“理不尽”プロ野球CSにファン嘆き
改めて「おかしい」と思ったファンは多いはずだ。
22日、ソフトバンクが楽天を破り、CSファイナルステージを4勝2敗で突破。2年ぶりとなる日本シリーズ出場を果たした。
楽な戦いだったわけではない。工藤監督がお立ち台で「(初戦、2戦目と)2連敗した時、『このまま負けてしまうんじゃないか』と思った」と話したように、楽天に苦しめられた。
今季、ソフトバンクは2位西武に13.5ゲームの大差をつけてリーグ優勝を果たした。3位楽天とは15.5ゲーム差だった。これほどの実力差があっても、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージにおける優勝チームのアドバンテージはたったの1勝しかない。2004年にスタートしたパのプレーオフ(現CS)から数えれば、シーズン1位以外の球団が日本シリーズに出場したことはセ・パ合わせて5回。10年のロッテは3位から勝ち上がり日本シリーズをも制し、「下克上」と騒がれた。ちなみにこの年のロッテはパを制したソフトバンクと2・5ゲーム差だった。
プロ野球ファンの吉川潮氏は「143試合を戦ってリーグ優勝を決めて、たった1勝のアドバンテージでは理不尽です」と、こう話す。