ソフトB連勝 “悩めるタマネギくん”中村晃が殊勲の逆転打

公開日: 更新日:

「まだヒットを一本も打ってなかったんで、そろそろ出るかなと。ファンの大声援もあったので、絶対に打てると思った」

 その丸顔からチーム内で「タマネギ」と呼ばれている中村晃外野手(27)が、お立ち台で喜びを口にした。

 1点ビハインドの七回、2死満塁の場面で右翼前に痛烈な逆転2点適時打を放った。今シリーズ初ヒットが殊勲打となった中村。2014年に最多安打(176本)を放ったバットマンだが、今季はその打撃に悩んだ。

 ある球団関係者は「こと打撃に関しては妥協を許さない性格がアダになった」と、こう話す。

「チームでは長谷川と肩を並べる求道者タイプ。13年から3年連続で打率3割をマークしていたが、昨季は.287。これが本人には納得がいかなかったようで、開幕してからも『なんで3割打てなかったのか?』と悩み、打撃フォームのマイナーチェンジを繰り返していた。結局、今季は.270で終わり、オフは例年以上にバットを振り込むでしょう。それでも、高卒新人時代から対戦相手はおろか、自軍をも驚かせてきた打撃センスと選球眼は健在です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭