貴ノ岩に賜杯阻まれ 日馬富士暴行事件の裏に白鵬“黒幕説”
「モンゴル人力士同士の対戦では、相手の置かれた状況を多少は考えるものです。当然、白鵬もそれを期待していたフシがある。ところが、この取組の貴ノ岩は容赦なく、全力で突っ込んできたため、横綱は面食らったと思いますよ。明らかに意表を突かれたような負け方でしたね」(大相撲関係者)
貴ノ岩の師匠で、元横綱の貴乃花親方は現役時代、八百長ナシのガチンコ勝負で鳴らした力士として知られる。今もその方針を徹底。親方に忠実な貴ノ岩は“同郷のよしみ”など関係ないのだろう。実際、入門から先場所までの全モンゴル人力士との対戦成績は52勝60敗とほぼ五分五分。“鉄の団結”を築いてきたモンゴル人力士にとっては、貴ノ岩が疎ましがられていたことは容易に想像がつく。
「少なくとも白鵬は面白くないと思っていたでしょうね。1月場所で稀勢の里が優勝した結果、14年間途絶えていた日本出身横綱の誕生を許したわけですから」(前出の大相撲関係者)
日馬富士の師匠である伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は現役時代、週刊誌などで「八百長力士」として名指しされていた人物だ。きのう(16日)はモンゴル人力士の照ノ富士(伊勢ケ浜部屋)が休場届を提出したが、酒席の貴ノ岩のガチンコ勝負のウラに何が隠れているのか。