横審激怒 貴乃花親方の“妨害”で日馬富士の処分決められず
27日に国技館で行われた横綱審議委員会の定例会合。暴行事件の加害者である横綱日馬富士(33)の処分に注目が集まり、100人以上の報道陣が詰めかけた。
しかし、横審の総意として「厳しい処分が必要」と意見は一致したものの、結論は出せずじまい。出席した岡本委員(岡安商事最高顧問)は語調を強めて、「何もない。ガッカリだよ!」と吐き捨てたほどだ。
いずれも不満げに国技館を後にした委員たち。会見を行った北村委員長(毎日新聞社名誉顧問)は次のように話した。
「横綱審議委員会は偉そうな名前だけど、自分たちに調査する能力も権限もない。協会の諮問を受けて、協会が確認した事実に基づいて審議する。(日馬富士の)暴力が起きた経緯など、もろもろの動きが確定していない段階で、何かが確定したかのような体で判断してはいけない。警察の捜査が終わっても、協会の調査結果が出ないと判断できない」
■怨嗟の声で満ち満ちていた
もっか協会独自の調査は難航中。それというのも、貴乃花親方(45)が断固として聴取に応じないからだ。