貴ノ岩の聴取に応じず…貴乃花親方は何を恐れているのか
暴行事件の被害者で弟子の貴ノ岩(27)の事情聴取を拒否し続けている貴乃花親方(45)にとって、去る11月30日の理事会は針のムシロだったに違いない。
すでに貴ノ岩の聴取を済ませた鳥取県警は、危機管理委員会の聞き取りを許可している。だから聴取に応じてほしいという協会側の度重なる要請を、これまで貴乃花親方は突っぱねてきた。理事会の最中に県警の担当者と直接電話で話し、協会の聴取を許可している事実を確認してようやく聞き取りに応じることになった。それでも加害者である日馬富士の書類送検後という条件付きだ。
「きちんと協力するのが理事としての責任」と高野危機管理委員長が話せば、八角理事長も理事会で報告義務を怠った貴乃花親方の責任を追及する声が上がった事実を認めた。まさに袋叩き状態だった貴乃花親方は、声を荒らげて反論するどころかおとなしくしていたという。
■同胞との強い結び付きに“不安”
それにしても貴乃花親方が、ここまでかたくなに弟子の事情聴取を拒否するのはなぜか。