口癖は「書面で」 貴乃花親方の“筆談”要求に協会ゲンナリ
骨折り損のくたびれもうけ――鏡山親方(元関脇多賀竜)にしてみれば、「オレは子供の使いじゃない!」と、叫びたいところではないか。
8日に貴乃花部屋を再訪した危機管理部長の鏡山親方だが、この日も貴乃花親方(45=元横綱)には会えずじまい。5日は親方が不在のため、冬巡業を無断欠席している貴ノ岩の診断書を要求する書類を部屋のポストに投函した。
しかし、その後も診断書は提出されず、なしのつぶて。今回は部屋の中にこそ案内されたもののわずか1分で退出した。
「受付の方に書類を手渡した。危機管理部として聞きたいことがあった。電話をしても出ないから、直接来た方が早いと思って。貴乃花親方には会えなかったか? はい」
とは鏡山親方だ。
■同じ建物内にいるのに「書面で」
ある親方が言う。
「貴乃花親方に何か聞きたいことがあっても、『そうしたことは書面でお願いします』って調子とか。同じ建物内、目と鼻の先にいるのに書面を要求されるそうで、ちょっと話せば済むことでも、いちいち文字に書き起こさなきゃならないから、面倒ったらありゃしない。それでいて、返答の文書はひどいものだと聞く。誤字、脱字は当たり前、事実関係を明らかに間違えていることすらあるというからね。さらに質問した内容とズレた回答もしばしばだそうで、本当に文書を読んだのか? と言いたくなるらしい」