処分持ち越しも 貴乃花親方“角道”の行き着く先は土俵利権

公開日: 更新日:

 そんな貴乃花親方といまだに密接な関係にあるのが、くだんの裏金顧問だ。今年10月に川崎大師で行われた故・北の湖理事長の三回忌法要でも親しげに話し込んでいる姿が目撃されている。

 法要に出席した別の親方が言う。

「法要後の食事会で、貴乃花親方と裏金顧問、山響親方(元平幕巌雄)の3人がゴソゴソやってましたよ。山響親方は体制派の出羽海一門でありながら、前回の理事長選で貴乃花親方に1票を投じた人物。食事会が始まってから終わるまで、ずっと3人で話し込んでいましたから」

 昨年1月に相撲協会を解雇された裏金顧問は、もっか地位保全の裁判で協会と係争中。だからこそ反体制派の貴乃花親方を担いで頂点に君臨させ、自身も協会に復職して北の湖理事長時代のように事務方を仕切りたい。

 そんな裏金顧問を利用して、貴乃花親方自身も協会のトップに上り詰めたい。要するに持ちつ持たれつで、利権が一致しているのだ。

 いずれにせよ理事としての仕事を放棄、真相解明の協力すら拒んだだけに、遅かれ早かれ重い処分が下るのは確実だろう。今後、理事として再起を図れる保証はない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 3

    立花孝志氏の行為「調査要求」オンライン署名3万6000件に…同氏の次なるターゲットは立憲民主党に

  4. 4

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    斎藤元彦知事に公選法違反「買収」疑惑急浮上しSNS大炎上!選挙広報のコンサル会社に「報酬」か

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議