三塁も外野も 清宮にポジション奪われる日ハム選手は誰だ
さる日本ハムOBがこう言う。
「最終的に一塁に落ち着けば中田が、三塁をこなせるというならレアードが指名打者に回らざるを得ない。さらに日本ハムは今オフ、中軸候補として新助っ人のアルシア(前ダイヤモンドバックス)を獲得。ポジションは外野か指名打者だから、清宮をもし外野で使うとすれば、いよいよ他の選手のポジションの空きがなくなる。不動のセンターである西川遥輝はまだしも、外野のレギュラーを掴みつつある大田泰示や松本剛も、安閑としてはいられないでしょう」
すでに松本は来季、本来の守備位置だった内野にも取り組む意向を示している。
「6月に椎間板ヘルニアでリタイアしたものの、打率4割をキープした近藤健介は、もともとのポジションである捕手としての出場にも意欲を見せている。ベテランの田中賢介は今季終盤は二塁を追いやられ、ベンチを温めることが多かった。チームの世代交代も進められる中で、多くのレギュラー候補が清宮のポジション次第で居場所を失う可能性があるということです」(前出のOB)
競争激化で戦力底上げにつながれば言うことはないが、清宮が日本ハムの来季オーダーを左右することになりそうだ。