地元メディアも後押し 人気低迷中日“松坂獲得”のメリット
「安く獲得できるということなら、話題性だけで十分に元は取れる」
さる放送関係者がこう言うのは松坂大輔(37)のこと。中日が今季限りでソフトバンクを退団した「平成の怪物」の獲得を検討し、来春キャンプでのテストを行う可能性があるという。
ソフトでの3年間は右肩の故障もあり、一軍登板は1度だけ。前出の関係者は「戦力になるかどうかは分からないが、話題面では大きく貢献できるはず」と、こう続ける。
「正直言って、今の中日には話題がない。オフの目立った補強は日本ハムからFAで大野奨を獲得したくらい。巨人への移籍が決まったゲレーロに代わる大物助っ人を取る可能性はないし、ドラフトでも甲子園のスターである中村奨成(広陵)をクジで外し、地元の広島にさらわれた。チームに大スターもいない。松坂が来るとなれば、キャンプも少しは盛り上がる」
実際、19日にスポーツ紙が一斉に松坂獲得検討を報じると、球団事務所には大勢の報道陣が詰めかけたほどだった。
■松坂がいるだけで話題に