日ハム清宮「開幕一塁」構想で中田翔に左翼コンバート案
ならば当初から一軍帯同を望んでいた本人の希望をかなえてやるのがベスト。「(アリゾナキャンプは)環境もすごくいいと聞いている」と本人はいまからウキウキしている。
チーム事情とはいえ、一軍発進は異例なのだから、キャンプ中の実戦やオープン戦では、それなりの結果が求められる。本人の負担にならない範囲で、首脳陣も自主トレ期間中のリミッターを外すわけだ。
一軍スタートというひとつの目標を達成した清宮は今後、開幕一軍を目指すことになる。いったい、どんな形でデビューを迎えるのか。
キャンプ開始後は、栗山監督がかねて話しているように、本職の一塁だけでなく三塁や外野守備にも取り組む。清宮は「どこでもやります」と前向きで、一塁ミットとグラブを新調している。
とはいえ、キャンプから開幕まで約2カ月間しかない。
ほとんど経験のない三塁や外野で足を引っ張らないレベルにまで引き上げるにはかなりの鍛錬が必要で、1年目から高い要求を課すとも思えない。前出のOBがこう言う。