平昌五輪前にうおのめ悪化…坂本花織“四大陸強行”のツケ
平昌五輪開幕まであと2週間だが、暗雲が立ち込めるのがフィギュアスケートだ。
平昌五輪前最後の公式戦となる4大陸選手権(台湾・台北)の女子ショートプログラム(SP=24日)では、坂本花織(17)が自己ベストを更新して2位につけた。26日にはフリー(FS)が行われる。
初の五輪を控える坂本の体は、すでに悲鳴を上げている。
2週間前に痛めた右肩に加え、大きな不安要素は右足薬指と小指の間にできた「うおのめ」。昨年末の全日本選手権前から患っており、大会前に痛みが悪化した。通院しながら塗り薬で対応してきたが、会場となった台北の気温が20度近くもあって温暖だったことから、痛みがぶり返したという。
「うおのめ」は、バンクーバー、ソチ五輪代表の鈴木明子(32)も悩まされた職業病の一種。2013年の全日本の頃から両足小指に痛みが出て、ソチのときには炎症を起こして親指ほどに腫れあがっていたという。スケート靴を履くのも精いっぱいの中、団体戦にも出場(5位)。個人戦は8位に終わった。このとき、鈴木はソチ前の4大陸を回避。五輪に備えていた。