開幕式リハでわかった 平昌は“あれもダメこれもダメ”五輪
会場周辺のホテルも1泊60万ウオン(約6万円)というボッタクリぶり。極寒の平昌五輪ではしゃいでいるのは、青瓦台(大統領官邸)と北朝鮮だけというのが現実だ。
現地入りした日本人観戦客が当惑するのが韓半島旗(統一旗)だろう。開会式で韓国と北朝鮮選手団が同時入場の際、旗には竹島が含まれてない。
だが、北朝鮮応援団や民間団体が掲げる韓半島旗には「独島はわが領土」とばかりに大きく竹島が記載されている。4日の女子アイスホッケーの南北単一チームの対スウェーデン戦は公式戦ではないため、竹島入りの旗が会場全体に翻っていた。
■現地ではキム・ヨナより真央が人気
現地に入って意外だったのは、韓国記者の間では平昌五輪の広報大使であるキム・ヨナよりも浅田真央のほうが人気が高かったことだ。キム・ヨナは母親が強欲で、長い間指導を受けていたブライアン・オーサーコーチらを一方的に解雇したことが理由らしい。
「浅田真央は笑顔が可愛くて、母親が病死しても、葬儀翌日から練習を再開した。けなげで嫌みのない女性という印象」と説明してくれた。その記者たちの間で知られている日本人選手といえば、スピードスケートの小平奈緒とジャンプの高梨沙羅くらいだった。