開幕式リハでわかった 平昌は“あれもダメこれもダメ”五輪

公開日: 更新日:

 3日に行われた開会式のリハーサルも、当日と同じ午後8時に開始。体感温度はマイナス22度という厳寒だったため、観覧客からはものすごいブーイングが湧き上がった。まず、保安検査のための列は100メートルにも及び、会場入りまで1時間以上待たされたからだ。携帯品として温かいコーヒーを入れたタンブラーやガラス容器は持ち込み不可。大会期間中にスタジアムなどの売店で使えるカードは五輪パートナー社のVISAカードだけだ。

 観客は写真撮影は許されているが、三脚や300ミリ以上の長めのレンズは持ち込めない。しかも、禁止条項については会場に案内板がなく、入場券の裏に「禁止ならびに制限品目に関してはホームページを参照のこと」とある。不親切極まりない。

 一般観覧客の多くは駐車場不足のため、ソウル駅からKTX(韓国新幹線)に乗って平昌や江陵に向かうことになる。料金は片道2万6000ウオン(約2600円)、往復で5万2000ウオン(約5200円)を払わされるばかりか、会場に近い駅に着いても、駅構内にあるコンビニは1軒だけというお粗末ぶり。「外国人客が来ても戸惑うばかりだ」と地元新聞が噛みついていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース