プロの自覚に注文も 清宮の“正体”を日ハムの先輩が明かす
同じく一緒にNBAを観戦した鍵谷陽平(27=6年目)は、「高校のときのテレビでのインタビューを見て、ハキハキとしているし、しっかりした子なのかなと思っていましたが、実際に接してみると、いい意味で気さくというか。18歳で無邪気なところもあって、すごくかわいらしいです」と言う。
■「部活の延長」
もちろん、「かわいらしい」「すごい」といった声ばかりではない。
今季、ソフトバンクから復帰したベテラン捕手の鶴岡(36=16年目)は、普段から後輩たちにハッパをかけている。清宮については「18歳で一軍キャンプに入ることは大変だと思う」とおもんぱかった上で、こんなアドバイスを送った。
「もちろん今は仕方がないことですけど、強いていえば部活の延長でやっているように感じることもあります。周りの空気を読みつつも、いかに自分のペースを崩さないようにできるか。野球は集団のスポーツですから、人間関係が大事になってくる。プロの世界は僕みたいな一回り以上、年の離れた大人ともプレーしなければいけない。ワンプレーに対する重みだったり、これからプロでやっていくわけですから、そのあたりをしっかり自分自身で感じとっていってほしいと思います」