減量でモデルチェンジ ダルが見据える“2年後の大型契約”
■カブス残留か、ドジャース復帰か
「そうやってモデルチェンジしたダルが狙っているのは2年後の大型契約でしょう」と、西海岸のある代理人関係者がこう言った。
「ダルはカブスと総額約137億円の6年契約を結んだが、33歳になる2年後に自ら契約を破棄してFAになる条項を入れている。つまり2年後にもう一度、FA市場に出て勝負したいのです。平均23億円の年俸を27億円くらいまで引き上げて、大型契約を結ぶ青写真があるのでしょう。ダルが当初、残留を希望していたドジャースはぜいたく税対策もあって今回の再契約を見送ったが、今年から2年続けて結果を残せば評価も変わってくる。カブスにしてもダルを欠かせない戦力と判断すれば、いま以上の金額で引き留めようとするでしょう。いずれにせよ本人は、今年からの2年間を勝負時ととらえています」
さて、ダルは1日(日本時間2日)に予定されていたオープン戦初登板(対ロッキーズ)を回避した。球団の発表によれば、ウイルス性の腹痛が原因らしい。もっとも、ブルペンで投球練習をしたうえ、フリー打撃も含めた通常の練習メニューを消化したから、大事を取ってのキャンセルか。今後の状態次第だが、6日(同7日)のドジャース戦に登板予定だ。