さまよう上原「日本復帰も」報道で可能性があるのは4球団
本当に帰ってくるのか――。カブスからFAになっている上原浩治(42)が、2月28日付の日刊スポーツ1面で日本球界復帰を視野に入れていると示唆したことを受け、日本の球団の対応が注目されている。
まずは古巣の巨人である。
同い年の高橋由伸監督(42)は、かつてチームの屋台骨を共に支えた盟友だ。近年、日本球界に復帰した元メジャーリーガーは、黒田(広島)、川崎(ソフトバンク)、このオフの青木(ヤクルト)のように、古巣に戻ることが多い。巨人の支配下登録選手は現在64人。まだ6人の空きがある。復帰に障害はないように思えるが、巨人は「若返り」という球団方針を打ち出している。
さる球界関係者がこう言う。
「昨季三塁のレギュラーを張った37歳の村田をクビにしている事情もあって、1カ月後に43歳を迎えるベテランの獲得には、球団内で消極的な声もあるようです。新人時代から20勝を挙げた元エースとはいえ、代理人交渉やメジャー挑戦をめぐって何度も球団と衝突した過去がある。このオフは所属先がずっと決まっていなかったわけで、声を掛けるならとっくに掛けているはず。黒田とカープのような信頼関係はないようです」