弟子の暴行事件で土俵際 貴乃花親方は告発状取り下げ窮地

公開日: 更新日:

 貴乃花部屋の力士たちは、先月行われた力士会をそろって欠席した。あるタニマチ関係者によれば、「力士会は十両以上の力士のみで行われるもの。新十両の貴公俊は初めての力士会を楽しみにしていた」という。それでも欠席せざるを得なかったのは、協会と対立している貴乃花親方の有形無形の圧力があったからに他ならない。

■研修会もそろって欠席

 ある親方は「貴乃花部屋の力士たちがパスしているのは力士会だけじゃありません」と、こう続ける。

日馬富士の事件を契機に再発防止の研修会が2月、4日間にわたって行われたのですが、貴乃花部屋だけは親方と弟子ともども『所用』という理由で欠席している。これは明らかに現執行部に対する当て付けでしょう。今は角界全体が暴力排除に取り組んでいることもあり、昔より暴力は減っている。峰崎部屋で発覚した暴行事件を含め、まだまだゼロには至っていないものの、それでも昔に比べれば改善されつつある。そんな協会の取り組みに、貴乃花部屋だけがソッポを向き、今回の事件が起きた。これはもう、弁解の余地がないでしょう。どうみても、貴乃花親方のミスリードですよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動