清宮体重5kg減でも日ハム栗山監督が開幕一軍こだわるワケ
「二軍落ちさせるべき」
限局性腹膜炎で入院し、体重を5キロ減らした清宮幸太郎(18=写真)について、こんな声がかまびすしい。
たしかに二軍落ちしてもおかしくない状況だが、栗山監督は体調回復を最優先する一方、開幕一軍の希望を捨てていない。
親指のケガで打撃練習ができないにもかかわらず、米アリゾナの一軍キャンプに帯同。メジャーの充実した練習施設が個別での守備走塁の特訓などを可能にした。栗山監督は故障を抱える中でも「こういう時間に何ができるのか、それがプロ野球選手にとって大事」と言い、先日は「何が起こるかわからないのがファイターズらしくていい。いきなり開幕スタメンに名を連ねたら楽しいだろ。大谷翔平みたいに」と話している。
また、吉村GMは米キャンプ中、こんな話をしていた。今季からエンゼルスに移籍した大谷を昨年、右足にケガを抱えながら一軍キャンプに帯同させたこと、7月のオリックス戦でケガが完治していない段階で先発させたこと(二回途中4失点で降板)についてだ。