練習時間は? 指導法どう変化? 日大三・小倉監督に聞く
「自分が関東一高から来た時からウチはずっと進学率を重視していて、就職する生徒はほとんどいない。今年は金成(麗生)がトヨタ自動車さんにお世話になりましたが、教員が就職の書類作りが分からないくらいです」
――学校側から何も言われていない?
「『野球部が全然大学に行けないで進学率が下がっちゃ困るよ。監督が選手と一緒に頑張って育てて、一人でも多く、大学に行けるようにやってくれ』と言われたことはあります。ここにきて、何が変わったというのはないですね」
――練習量は減っていない?
「地獄の冬合宿も続けていますしね。昔、長嶋巨人の地獄の伊東秋季キャンプってあったでしょう? 自分が現役だった頃、あの伊東スタジアムで、暮れの28日から1月の7日までやっていたんです。世間が休みの時に日大三高はやるんだと。そのキャンプで自分が強くなったというのがあった。関東一高の監督になった時、練習をやって強くなったと感じてもらいたいと思い、やるようになった。それ以降、毎年12月末から2週間。午前5時半から午後6時までです」